スタッフブログ

DIY

現場管理の谷崎です。

シンカのお家作りはなるべくお施主様に打ち合わせから建築中に至るまで

深く関わっていただこうと色々な取り組みをしているのですが、今日は私も

初めての体験で、建築中の現場でお施主様と無塗装の板を一緒に塗装を

してきました。

これが塗る前の板です。

ゴムの木の積層材といってブロック状の木片を

工場で接着剤で貼り合わせて出来た棚板です。

これだけだとちょっと味気ないですよね。

この板を今回、お施主様と塗ってきました。

まずはマスキングといってそんなに接着力のないテープ

で塗料がはみ出たりしないように養生します。

黄色い壁の部分はクロスを最終的には貼るんですけど

クロスの付着が悪くなったりはみ出た塗料がクロスから

透けて見えないようになるべく汚さないようにします。

ここで用意するのがインスタントコーヒー!!

このコーヒーを塗料を塗りこむ前に染み込ませることで深みが出るそうです。

コーディネーターの藤村からこの工程は絶対に外さないようにとのことで半信半疑で買ってきました。

これがコーヒーを染み込ませた後の棚板です。

ここは食品庫ですので窓がないものですから

コーヒーの甘い香りが充満。

でもなんか いい感じ、いい感じ。

仕上がりが楽しみ!!

そのあとはコーヒーがしっかり乾く様に乾燥ターイム♪

今日から10月なのに暑がりの大工さんが使っていた

扇風機をお借りしちゃいました。

 

ここからが本番です。

お施主様が用意してくださった木部用ワックスを

食器洗い用のスポンジで染み込ませます。

ここで一つ注意事項!!

溶剤系ですのでとても臭いが強烈です。

換気をしっかり取って、弱い人はマスクをおススメします。

「車にワックスを塗るように薄く広げてね」

休みにも関わらず見に来た藤村が私とお施主様に

指示を出してくれています。

 

筆入れじゃないですけど、最初の色付けは

お施主様に入れてもらいました。

緊張の一瞬ですね。

大工さんが一生懸命取り付けてくれた棚です。

失敗しないように!!

 

色付け完了♪

でもこの時点ではまだ艶がなくて

風合いはあまり出てません。

このあとナイロンブラシでごしごし。

これが結構疲れる。

でもやるとやらないとで大違い。

少しツヤがでてきてザラザラ感が無くなるんです。

最後にきれいなウエスで愛情込めて磨いてあげてください。

このウエスで磨くいう工程が棚板にものすごい艶と質感を出すんです。

素手で触るとつるつる。

まるでプロの仕事です。

今後、シンカのお施主様でこれを希望される方が増えてしまうと、塗装屋さんは商売あがったりになりそうなくらい

感動しますよ。

今日はお施主様の奥様と一緒に塗ったのですが

本当に簡単ですのでお子さんでもできると思います。

是非、挑戦してみてください。

棚にあえて傷をつけて塗料を多く染み込ませて

色むらを作ったりご自分だけの味わいのある

棚板を作ってみませんか?

きっとご自分のお家に愛着が湧くと思いますよ。