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一服いかが?

先日の休日に、島田市の“お茶の郷”に行ってきました。

“お茶の郷”では、臼を挽いて抹茶を自分で作る体験が出来るということでぶらりと行って見ました。

目的地に着くと、初めに目に飛び込んできたのが、「お抹茶召し上がれます」の看板でした。

 

 喫茶店のようなところで、裏のキッチンで点てられた抹茶でもいただくんだろうと、軽い気持ちで行ってみたら

想定外に立派なお茶室に案内されて、まず緊張・・・

 次に奥の間から先生が現れて、目の前でお手前を披露され、また緊張・・・

何年ぶりかのお茶席で、緊張しっぱなしの一時間でした。(お菓子の甘味も、お抹茶の味もまったく感じません)

 同席の方は、「素敵なお茶碗ですね」などと、先生に言葉を投げかけていましたが、なにも分からない自分にはそんなこと無理・無理。

 今になって、【もっとしっかり、お作法を習っておけばよかったな】と後悔の時間を過ごしました。

 

 お茶室の横には写真の〔涼み処〕がありまして、真下の池からの涼しい風を楽しみながら、まったりとした時間をここでは過ごせました。

 お茶室の近くには趣きのある書院があったのですが、興味を惹いたのは隣に造られた戸棚でした。一段ごとに棚の高さが違っていたので、「なぜですか」と聞いてみると「狭い空間で奥行きを見せるための造作」とカタコトの日本語で説明されて、〈日本のことなのに〉となんだか複雑な気持ちになりながら、巧みの技にしばし見惚れていました。

 

 いろいろな経験と気持ちを体験した一日でした。