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最初で最後の体験!?

小川裕奈

こんにちは。工務担当の小川です。

今日は、高校時代の授業内容について振り返る機会があったので、

その話をしたいと思います。

私の母校である碧南工業高校の建築科で、木造実習という項目があり、

高校1年生で2つ目の課題で作成したものが上の写真になります。

のみやのこびりを使い、手作業で作成しました。

これは、木造建築で建てる際に見られる加工方法で、腰掛け鎌継手と、蟻継手と、ほぞ・仕口加工になります。

継手や加工の名前を初めて聞く方が多いかと思いますが、お家が棟上げされた後に見られる光景になるので、

ぜひ機会があれば見てみてください(^^)

なぜこの話にしたかといいますと、高校3年間の木造実習の課題の中で、

この課題が一番大変で、特に記憶に残っているからです。(笑)

まだまだ構造の仕組みを知らない中この課題に取り組み、工具にも使い慣れていなかったので、

人一倍完成までに時間が掛かり、先生の助けを泣きわめくように呼んだりしていました。(笑)

時には、のみを誤って、太ももに刺さって皮膚がさけた事もあり、独特な怪我の仕方をしました。(笑)

それでも、ものづくりは好きだったので、のみを使うにしろ機械を使うにしろ、とても楽しめた事を覚えています。

実際使われる継手や仕口は、機械で加工された状態での組立であるため、

授業の中で実際に加工できた事と、授業の中で大工さんの手作業で加工している様子が見られて、

今思うと、最初で最後の貴重な体験だったな、と感じました。

現場監督の仕事をさせてもらっている事で、改めて建築科で良かったと、

感じさせてもらえたのでお話をさせて頂きました!(^^)!